京都大学教授のお墨付き
京都大学の教授で経済学者の森和也のシミュレーションで「100年後、栄えるのは東京と福岡だけ」というタイトル記事を見た。実際に福岡市に住んでいて、以前からFIRE最強都市は福岡と言っている者としては、さもありなんという感じ。また一つFIRE最強都市福岡のエビデンスが得られた。うれしい。
とにかく福岡市は住みやすい。家賃を含めて、物価が安いうえに食べ物が旨い。衣・食・住のあらゆる面でコスパがいい。唯一の弱点は遊ぶ場所が少ないことだが、FIRE民にとっては、むしろ無駄なお金を使わないので好都合。
福岡市に住んでいると、あまり少子高齢化の問題をあまり気にすることもない。若者もそこそこいるし、東京ほどではないが、外国人観光客も多く、街に活気がある。100年栄えるかどうかはわからないが、俺が生きている間は大丈夫だと実感できる。
勝ち組は東京、負け組は福岡に住む
ただし「100年後、栄えるのは東京と福岡だけ」といっても、福岡は人口の面だけだと思う。人材の面からいえば、いわゆる優秀な人は少ない印象。一芸に秀でている人は多いが、東京のように、全般的に優秀で、更に優秀な点がいくつもあるような人は少ない。人材の面からいえば東京は別格だ。
東京であまり通用しなかった人でも、福岡に来ると優秀な部類に入れる人は多いと思う。
福岡市は支店経済と言われていて、大企業の本社は少ないが、支店は多くある街である。東京本社から転勤で来た人が、福岡をとても気に入り東京に戻りたくなくなる話はよく聞くが、優秀な人材が多い東京では、その人の能力は平均でも、福岡ではかなり優秀な部類の能力であるため、その人の能力が存分に発揮され、仕事が順調にいくようになることも大いに関係していると思われる。正に鶏頭牛後だ。
福岡は負け組が幸せになれる街
福岡は生活コスパがいいだけでなく、能力コスパもいい。そこそこ優秀な人が福岡ではかなり優秀な人になる。東京では、その他大勢に埋もれていた人も、福岡では優秀な人として認められる。人は自分が認められている場所にいると幸せを感じることができる。
そんな幸せを感じることができる環境にいると、自分の能力も自然と伸びていくだろう。東京に戻る時には、東京でも優秀な人材になっている可能性が高い。最低でも福岡で仕事をした経験値は得られている。
それまで東京でずっと仕事をしていた人とは明確な差を得ることができる。海外勤務がある会社なら、そのまま海外勤務に手を挙げれば出世コースに乗ることだって可能だ。負け組から勝ち組へ逆転のチャンスになるかもしれない。
そんな出世コースになんて興味がなく、福岡にハマって異動したくなくなった人でも、福岡の街はやさしくあなたを包み込んでくれるだろう。それもまた一つの幸せだ。
本社が東京にあるサラリーマンで、今現在、自分の能力が中庸だと自覚がある人は、福岡勤務のチャンスがあったら迷わず手を挙げていただきたい。どんな形にせよ、今より幸せになる可能性は高い。