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【メンタル強者?サイコパス?】金融業界に勤めるのは大変と思う

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日銀のマイナス金利政策解除

日銀がマイナス金利政策を解除し金利を引き上げることを決めた。マイナス金利解除については大方予想されていたが、金融業界の大きなニュースだったようで、ニュース番組では必ず取り上げられていた。以前、ニュース番組で、金融エコノミストが金利が上がるので円高になるみたいなことを言っていた。説明を聞いていると、確かにそうだよなと納得していたが、円安になっている。どゆこと?

金融業界用語に見る金融業界

円安となった理由については、想定通りで材料が出尽くした見方から円安になったとのことだ。でたよ「材料出尽くし」・・・、何度この金融業界用語を聞いたことか。金利が上がるから円高になるんじゃなかったのと言いたくなる。謝罪とかする必要はないが、とりあえず予想が外れたことを認めて欲しい。

金利が上がるということは日米金利差が縮むから円高になるみたいな理路整然とした説明をしてたのに、その予想が外れると、とたんに何食わぬ顔で「材料出尽くし」とか、芯を食わない言葉で説明しだす。本当、どうとでも言えるし、実際言っている。金融業界の人のメンタルどうなってんの。

証券業界等の金融関係者が話をする時、芯を食っていない割に何となく言っている意味がわかる言葉がよく使われる。「材料出尽くし」「織込み済み」「やれやれの売り」等がそう。金融業界用語ってやつだ。「小じっかり」なんて、最初聞いた時は、「何だよ小じっかりってw」ってツッコまざるを得なかったくらい意味不明レベルなのに、何となく言っている意味はわかってしまう。日本語の奥深さをを思い知ることができる金融業界用語はすごい。

まあ、金融業界は、何かの法律に触れる危険性があるから「絶対儲かる」なんて言っちゃあいけない業界だ。「絶対儲かる」金融商品なんてものも無い。それでいて、お客様は「絶対儲かる」金融商品を望む。そんなお客様に金融商品を進めなければいけない。そういったある意味矛盾が渦巻く環境の中で、曖昧でありつつ言っている意味がわかる便利な言葉として金融業界用語が発明されてきた歴史があるんだろう。

サイコパスになる前に

金融業界で働くには、金融業界用語を駆使しつつ、数字の正確さと、人の曖昧さという両極端な性質のものを備えていなければ務まらないと思った。加えて体力もいるし、人の欲望に向き合っても揺れないメンタルも必要だ。と、ここまで書いて、「え、それってサイコパスじゃん・・・」と気づいた。

金融業界人はサイコパス気質な人が多いと聞いたことがあるが、サイコパス気質な人が金融業界で働いているんじゃなくて、金融業界の労働環境がその人をサイコパス気質にしているという、当たり前の事実がそこにはあった。

サイコパスは幸せになれない

人の幸せの形はいろいろあるが、サイコパスになってしまったら幸せにはなれない。自分は幸せと感じている生まれつきのサイコパスはいるが、そうでない普通の人がサイコパスになって幸せになったなんて聞いたことが無い。金融業界に限らず、もし、自分がサイコパス気質になっていっていると認識している人がいたら、まだ認識できている内に、その労働環境から脱出して欲しい。

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