FIREしてよかった
先週の金曜日から月曜日(3/22~3/25)にかけて、推し活で沖縄に行ってきた。今月2回目の推し活旅行だ。社畜を続けていたら、年度末の忙しい時期に月2回も推し活旅行できなかっただろう。でも今は推し活を存分に楽しむことができる。本当にFIREしてよかったとつくづく思う。
俺の推しだって、いつまで活動を続けてもらえるかわからない。急に解散することだってありえる。推しと輝かしい時間を過ごせる期間は短い。時間は戻ってこない。推し活も十分できずに、だらだら社畜を60歳くらいまで続けて、やっと自由時間を得られたのに、そこには推しがいない世界が待っていたなんて想像しただけでもゾッとする。
仕事に満足してない社畜をしている人には強く言いたい。年金が出る65歳までなんとか食っていける金融資産があって、やりたいこと、特に今しかできないことがあるなら、とっととFIREして、それをやるべきだ。残念ながら、まだ十分な金融資産が出来ていない人は、一刻も早く目標とする金融資産額を貯めて欲しい。
推し活旅行記 in 沖縄
ここからは、今回の沖縄推し活旅行記になる。
沖縄 1日目
今回は、LCCのPeachで沖縄まで行く。ANAのマイルが少なくなってきたこともあるが、今後の遠征費はなるべく節約して、推し活旅行の回数を増やしたいこともあり、いろんなLCCを経験してみることにした。
Peachのカウンターで搭乗手続きを済ます。受付の人が、足元が広いということで非常口付近の座席をおすすめしてくれた。素直にご好意に甘える。
非常口付近の座席の足元スペース。普通に広い。いつも使っているANAの普通席より広い。なんだ、Peachいいじゃん。ネットではPeachの評判はよろしくないが、何が問題なのかわからない。短い飛行時間なら、別に非常口付近じゃない座席だって全然問題ない。不満を言っている人は、LCCにいったい何を求めているんだろうと思う。
キャビンアテンダントから、非常口座席の人には緊急脱出の際の協力依頼があった。まあ、問題ない。緊急脱出なんてとんでもなく低い確率の事象よりも、座席が広いことが重要だ。
久しぶりに早起きしたので、飛行機内ではほとんど寝てた。
沖縄到着。実は沖縄は今回で2回目だ。福岡と違って、暖かくて時折吹く風が気持ちいい。この気候が沖縄最大の魅力。ゆいレールで泊まるホテルのある那覇市内まで行く。
国際通り到着。早速、腹ごしらえの食事に行く。
スシロー。沖縄まできてスシローかよって思うかもしれないが、俺は最初に沖縄に来た時に沖縄料理を旨いと思えなかった(まずいという訳ではない)。沖縄は気候は最高だが、飯が俺の口に合わない。
この日のディナーは鳥貴族。沖縄まできて鳥貴族かよって思(以下略)。
沖縄 2日目
沖縄2日目。推し活は明日だ。今日は特にすることもないので、この日は那覇市内を散歩。沖縄の公園には、南国っぽい立派な木が普通にある。海に行かなくても、南国気分が味わえる。
路地を歩いていると、とびだしとび太君がいた。なぜ君がここに・・・。滋賀解放戦線の沖縄支部が近くにあるのだろうか。
国際通りに出る。大阪臭のする観光場所。ここは、もっと沖縄っぽくしたほうがいいと思う。
国際通りの端まで歩く。土曜日だけど、外国人を含め観光客と思われる人は少なめだった。まだ沖縄は観光シーズンではないんだろう。まあ、みんな3月は年度末で忙しいしね。ハッハッハッ(無職の乾いた笑い)。
歩き疲れたので、BLUE SEALアイスクリームを食べながら休憩。沖縄料理ではないが、BLUE SEALアイスクリームは沖縄の食べ物の中では、旨いと思える数少ない食べ物。
昼食はやっぱりスシロー。100円寿司ではスシローが一番旨いと思う。しかも今、キャンペーン期間中で、100円で中トロが食えたりする。その中トロもちゃんと中トロの味がして旨い。コスパも最強。
特にやることもないので、コンビニで食糧を買い込みホテルに帰る。ホテル内の漫画コーナーでオリオンビールを飲みながら漫画を読んでだらだら過ごす。
正に至福。
窓の外の夕焼けが綺麗だったので、思わず写真を撮った。社畜時代の俺なら、この夕焼けを綺麗と感じることなんてできなかっただろう。FIREして、人本来の感情を取り戻している。ビールを飲みながら沖縄の夕焼けを見て、ああ俺は今、本当に幸せだと思えている。
沖縄 3日目
いよいよ推しのコンサートの日。今回のコンサートは沖縄コンペンションセンターで開催される。バスは同じファンが大量に乗り込んでくることが予想されるので、バスで行くことは回避。今回ゆいレールの浦添前田駅から沖縄コンペンションセンターまで約5㎞の道のりを歩くことにした。まあ、歩くのは嫌いじゃないしね。
道のりの途中にある、沖縄のご当地バーガーA&Wで、コンサートに向けたエネルギー補給。推しのコンサートはめちゃくちゃ激しいので、コンサート前の食事はカロリーの高いものを補給するよう心掛けている。
A&Wバーガーセット。あまり旨くはない(まずい訳ではない)。ルートビアっていうハッカの後味がするご当地コーラの味も微妙。やみつきになる味って評する人が多いが、それって微妙で特に褒めるところもない味に対して仕方なくつける表現だと思う。マクドナルドやバーガーキングの方がどう考えても旨い。
なんか塩味が足りないっていうか・・・とここまで書いてハッと思った。
沖縄の食べ物って塩味が足りない・・・。
俺が沖縄料理をイマイチと感じている理由は、この塩味にあった。俺は料理の味ではなく、塩味を求めていただけだった。現代人は塩中毒である人が多いが、俺もそうだった。沖縄料理が悪い訳ではなく、悪いのは塩中毒に犯された俺の舌だった。
そう考えると、沖縄県人の寿命が長いのも理解できる。沖縄の人は塩分控えめな食事をしているから長寿なのだ。ここ最近、沖縄が長寿日本一の座から転落したのはマクドナルドとか塩分高めのものを食べる機会が増加したからだろう。
そんな沖縄料理と長寿の関係性を考えながら、塩味の足りないA&Wバーガーを完食し、いざ推しのコンサートへ!
推しのコンサート終了。コンサート中の撮影は禁止なので写真はなし。いやぁ、相変わらず素晴らしいコンサートだった。今回は推し自身、自分たちのショーを楽しんでいるようだった。その楽しんでいる感じがファンにも伝わり、更に盛り上がっていった感じ。今回の会場(沖縄コンペンションセンター)がちょっと小さい会場ってこともあったかもしれないが、いつも以上にファンとの一体感があった。沖縄開催ということで、曲にも沖縄アレンジがあり、これまでのコンサートの中でも上位に入る素晴らしいコンサートだった。
帰りはバスで帰ろうと思ったが、コンサート終わりでまだ日が残っていたので、ゆいレールの浦添前田駅まで、また歩いて帰ることにした。
後にこの選択を後悔することになる・・・
日はとっぷり暮れて、ゆいレールの浦添前田駅到着。
めっっっちゃキツかった!
ただでさえ激しいコンサートで足が限界に近かったのに、行きと違って帰りは山道を登る方なので、俺の両足は無事に死亡した。途中暗くなって道に迷ったりして「やめときゃよかった。ああ、やめときゃよかった」って何度も思った。こんなわかりきったことに気づかず、帰りも歩いて帰る選択をした俺はアホだ。
死んだ足で何とか鳥貴族に到着し、本日のディナー。とり天の梅ソースとビールが疲れた体に染みわたる。鳥貴族のとり天は梅ソースの分だけ、から揚げより旨いと思う。ホテルに帰ってすぐに風呂に入り、この日は死んだように寝た。
沖縄 4日目(最終日)
最終日。昨日のコンサートで疲れた体をなんとか叩き起こし、帰り支度をする。ホテルをチェックアウトし、筋肉痛で痛い両足を引きずりながら空港へ向かう。
とびだしとび太君がお見送り。さよなら、とびだしとび太君、また逢う日まで。
国際通りに出る。疲れた体に当たる暖かい風が心地いい。
沖縄最後の朝食はマックで。やっぱりマックは旨い。ポテトの塩味がたまらん。
帰りの飛行機。
帰りの飛行機内では、心地よい疲れの中、昨日のコンサートを思い出しながら眠りにつく。
今回の推し活旅行は、FIREの幸せを十分に感じることができたすばらしい旅だった。