最初の試練
先日俺はセミリタイアしたが、セミリタイア生活開始前に乗り越えなくてはならない試練がいきなり訪れた。
確定申告である。
どんなセミリタイア者でも避けては通れない、この確定申告という試練を俺も乗り越えなければならない。俺は年の途中で退職していて職業訓練が終わると同時に確定申告の時期が訪れることがわかっていたので、「この試練を乗り越えた先にバラ色のセミリタイア生活が待っている」と思いながら、事前にgoogleを使って色々と確定申告についてネットで調べていた。
・・・なるほど、全然わからん。
え、ネットにはどんな情報もあるんじゃないの?ネットは現代の全知全能の神じゃないの?と思っていたがどうやら違っていたようだ。確定申告についてネットで調べれば調べるほどわからないことが増えてくる。
しばらく調べていると、俺はあることに気がついた。
・・・そもそも、でてくる言葉の意味がわからん。
問題はネットではなく俺自身の無知だった。確定申告は収める税金を自分で計算するものなんだけど、俺は税金についての基礎知識が全く足りていないことがわかった。俺は税金について全く無知な、国と会社に飼いならされた社畜サラリーマンとして過ごした時間が長すぎた。俺には確定申告の試練を乗り越える力が備わっていない自分に絶望した。
本の価値
確定申告の試練を経て本の価値に気づく
結局、俺は不安にかられて、確定申告の本を購入した。
すごく・・・わかりやすいです・・・。
この本は当たりだった。最近、調べ物はネットばかりで、本の購入頻度は減っていたが、今回の確定申告で、改めて本の良いところを確認できた。
本のよいところ
情報が網羅されている
ネットの情報は、知りたい情報が断片的になっているので、不明な点があれば別のサイトで調べることになる。書籍は1冊の中に知りたいことに関する情報が網羅されているので情報にアクセスしやすい。国税庁のサイトはあるが、確定申告以外の情報が多すぎて、知りたい情報にピンポイントでアクセスできなかった。
写真や図解が豊富
ネットだとどうしても写真や図解が少なくなる。自分もWordPressを使い始めてわかったことだが、サイトに写真や図解を差し込むことは結構手間がかかるし、サイトの容量も消費してしまう。それに比べ、書籍は写真や図解が豊富に使用でき、そのことにより、読者にわかりやすい説明が可能となる。発行部数の問題はあるが、購入者には関係ない。購入者は知りたい知識の書籍を購入すればよいだけである。
信頼性がある
今回購入した確定申告の書籍は、あたりまえだがちゃんとした税理士が監修している。ネットだと、どうしても信頼性の面で劣る部分がある。特に個人サイトだと信頼性に不安がある。
俺はこの本で確定申告の試練を乗り越えることができた。特に俺みたいな年の途中で退職したサラリーマンの確定申告は、何か必要書類がいっぱいあるので、知りたい知識を早く得るためにはネットで調べるより、素直に毎年発行されている確定申告の本を買った方がいいということがわかった。
確定申告の試練は、俺に改めて本の価値を気づかせてくれた。俺に気づきを与えてくれた確定申告という強敵(きょうてきとかいてともとよむ)に今では感謝したい。ありがとう強敵よ。俺の中で永遠に生きるがよい。
後、確定申告の書類を税務署に提出し、試練を乗り越えた帰り道に「餃子の王将」で食った炒飯定食は、開放感からかとんでもなく旨かったことを付け加えておく。